活けガニとは?おすすめの食べ方や保存方法をカニ専門店が解説!
カニの販売形態には「活けガニ」がありますが、実際にどういう状態の商品かご存じでしょうか。活けガニは、鮮度が最も高い状態のカニで、取り扱っている販売店は限られます。そのため、「どうやって食べるのか」や「いくらくらいするのか」など疑問に感じる人も多いでしょう。
そこで今回は、活けガニを取り扱う鳥取のカニ専門店マルツが活けガニのおすすめの食べ方や保存方法について解説します。通販で購入できるカニ商品もご紹介しますので、カニの選び方に悩む人はぜひ参考にしてください。
活けガニとは?
活けガニとは、生きている状態で販売/発送されるカニのことです。カニが水揚げされている地域の魚市場や一部の通販で購入できます。
カニは鮮度が落ちるほど味も落ちてしまうので、鮮度が高い活けガニは最も美味しい状態のカニとも言えます。新鮮な活けガニは生でも食べることができ、冷凍やボイルでは味わうことのできない新鮮なカニの甘みとプリッとした食感を楽しめます。
活けガニの読み方
活けガニは「活ガニ」とも表記されます。一般的には「いけがに」と読むことが多いですが、一部の地域では「かつがに」と読むところもあります。
活けガニと呼ばれるようになった理由は、活魚(かつぎょ)からきていると言われています。活魚は、生きている状態の魚を意味しており、その派生で「活ガニ」と呼ばれるようになりました。
活と生の違い
「生ガニ」と記載のある商品もありますが、こちらはすでに死んでしまっている未加熱の状態のカニを指します。「活」と「生」は別物です。そのため調理方法にも違いがあります。
まず、生で食べられるのは活けガニだけです。鮮度が落ちたカニは、食中毒の危険もあるので食べる際には必ず火を通す必要があります。
活も生も、カニしゃぶやカニ鍋、焼きガニなど様々な調理方法に向いていますが、「生」の商品の中には死んでから時間が経ってしまっているものもあるので、鮮度が安心な「活」がおすすめです。
生で食べられるカニの種類
日本で馴染みのあるカニの種類には「ズワイガニ」「タラバガニ」「紅ズワイガニ」「毛ガニ」などがあります。どのカニも鮮度が良ければ生で食べられます。しかし生で食べるのであれば、おすすめは「ズワイガニ」です。
タラバガニや紅ズワイガニは、水分量が多いため刺身だと水っぽくなってしまい味を楽しめません。焼きガニやボイルなど火を通して食べるのが一般的です。
また、毛ガニは濃厚なカニ味噌を楽しめる一方でカニ身が少ない特徴があります。そのため、焼きガニなどでカニ味噌を味わうのがおすすめです。
カニを生で食べたい人は、加熱してもパサつきにくく、カニ身をしっかりと味わえる「ズワイガニ」を選びましょう。
美味しい活けガニの食べ方
活けガニは生で食べられるのはもちろん、カニからとれる出汁も絶品です。調理方法に捕らわれないのでいろいろな食べ方から選べます。その中でもカニ専門店おすすめの2つの食べ方について紹介します。
基本的な捌き方や茹で方を知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
刺身
活けガニでしか食べられないカニ刺しはプリプリした食感を味わいたい人におすすめです。鮮度が命の活けガニは届いたらすぐに調理しないと美味しくなくなってしまいます。簡単な調理で食べられるのでぜひ試してみてください。
【刺身での食べ方】
①カニを水洗いし胴体から足を切り離す
②包丁で殻をむくと薄ピンクの膜が出てくるので取り除く
③氷をいれた冷水につける
④身が花のように開いてきたら水を切って完成
甘みがあるので醤油やポン酢を少しつけるだけでもおいしく食べられますよ。
カニ鍋
カニ鍋はカニ料理の中でもカニの美味しさを余すことなく食べられる人気の調理法です。カニの出汁が染みた野菜も美味しく、〆をカニ雑炊にして最後まで楽しめるのも魅力的です。
ズワイガニの旬の冬は鍋の季節にもなるので冬野菜とのマッチも楽しめます。カニの甘みで心も体も温まること間違いなしです。
詳しいレシピや材料についてはこちらの記事を参考にしてください。
カニ鍋の美味しい作り方 | カニ専門店がカニ鍋のレシピや材料の選び方を紹介!
活けガニの保存方法
カニを生で食べるなら当日中に食べるようにしましょう。加熱調理する場合も当日か翌日には調理するべきです。ただし、活けガニであっても、到着時には死んでしまっていることもあります。その場合は、残念ですが加熱して食べましょう。
加熱調理したカニも賞味期限は2〜3日までです。食べきれなかった分は小分けにしてキッチンペーパーでくるみ、ビニール袋に入れて冷蔵庫に保存し、早めに食べるようにしましょう。
鮮度が高いほど、カニの旨味を強く感じられるので、できる限り新鮮なうちにカニをご堪能ください。
おすすめの活けガニ商品
カニの専門店マルツが厳選したおすすめの活けガニ商品を紹介します。ほとんど市場に出回らない活けガニもマルツのオンラインショップで購入可能です。ぜひ、カニを選ぶ際の参考にしてください。
※鳥取県ではズワイガニをブランド名の松葉ガニと呼んでいます。
【タグ付き】活・松葉がに
水揚げ直後の「活」状態で仕入れた鳥取県産のタグ付きの松葉ガニです。「タグ」は身入りやサイズの基準を満たした、厳選されたカニのみが付けられます。そのため、品質の高いカニを安心して購入できます。
大きさが小600g前後の約1人前から2~3人で食べられる特大の900gまでのサイズ展開があり、自分にあった大きさで選べます。見た目が良いので「刺身」や「しゃぶしゃぶ」にもぴったりです。贈答用としても喜ばれます。
カニ鍋用・訳あり松葉がに
カニ鍋用の訳ありの松葉ガニもおすすめです。訳ありといっても味に変わりはなく、脚が一本取れてしまっていたり、傷が付いていたりといった理由なので安心してご注文していただけます。
活の松葉ガニからとれる出汁は絶品です。カニ身だけでなく、カニの旨味が染み込んだ野菜や〆の雑炊を楽しめるのがカニ鍋の魅力です。
鍋に入れてしまうのであれば、見た目を気にする必要もないので、お得な訳あり松葉ガニでご家族やご友人と贅沢なカニ鍋をお楽しみください。
活けガニの通販ならカニ専門店マルツ
マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。
マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。
マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。
プロの目利きによって厳選
この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。
11月~12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。
当日発送が可能で鮮度が高い
マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、当日発送にも対応しています。
高い鮮度を保ったままご自宅までお届けするので、山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮なカニが食べられます。
まとめ
今回はカニ専門店のマルツが活けガニのおすすめの食べ方や保存方法についてご紹介しました。活けガニは高い鮮度を保ったまま届くので、一番美味しい状態のカニとも言えます。生で食べるのはもちろん、カニ鍋やカニしゃぶにしても余すことなく楽しめます。
漁港に併設された店舗を持ち、鮮度にこだわっている「マルツ」だからこそ提供できる活けガニは絶品です。食べたことのない方はぜひお試しください。
オンラインショップでは活けガニ以外にも、プロが茹でてから発送するボイル商品の販売もあります。調理が不安な人はボイルのカニもおすすめです。ぜひオンラインショップをチェックしてみてください。