ズワイガニはボイルと生どちらがおすすめ?違いや見分け方をプロが解説!
ズワイガニの販売形態にはボイルや生などがありますが、どちらを選んだら良いか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。どちらを選ぶべきかは、「どうやって食べたいか」や「届いてすぐに食べられるか」など状況によって変わってきます。
自分に合ったカニを選ばないとせっかくカニを購入しても後悔してしまうことになるので、注意して選びましょう。
今回は、カニの選び方が不安な人のために、鳥取のカニ専門店マルツがズワイガニのボイルと生の選び方について徹底解説します。どちらを選ぶべきか一緒に確認しましょう。
ボイルと生の違い
販売形態でボイルと表記があるものは、販売店側ですでにカニを茹でている商品です。一方で、生と表記があるものは、加熱処理がされていない水揚げ後そのままの状態の商品になります。
また、生のカニは、生きている状態で販売される「活(かつ)」と加熱処理はしていないけどすでに死んでいる「生(なま)」の2種類に分けられます。普段カニを購入する機会がない人は混同してしまうかもしれませんが、食べ方に違いがあるので要注意です。
販売形態には、冷凍ガニもありますが、解凍時に旨味が逃げてしまうので、マルツではボイルや生(活)のズワイガニをおすすめしています。
※鳥取県ではズワイガニのことを「松葉ガニ」と呼んでいます
ボイルと生の見分け方
ズワイガニのボイルと生を見分ける際は、色に注目すると簡単です。写真左側の加熱前のズワイガニは甲羅が黄褐色ですが、写真右側の加熱後は鮮やかな赤色に変色します。また、加熱するとカニ身も半透明から白色へと変わります。
ただし、カニの種類の中には紅ズワイガニや毛ガニなど加熱前から赤色のカニもあるので注意しましょう。
ボイルがおすすめな人は?
ズワイガニのボイルは調理不要でカニの旨味をしっかりと感じられるのが特徴です。賞味期限は2日程度持つので、届いたその日に食べきらないといけないということはありません。
カニの旨味をしっかりと感じたい人
たくさんあるカニの食べ方の中で、マルツが最もおすすめするのはボイルしたカニをそのまま味わう食べ方です。プロの手で塩加減や茹で加減を絶妙に調整しているので、カニの旨味や甘みを存分に楽しめます。
お好みでポン酢や三杯酢を付けて食べるのもおすすめです。カニ身が冷たいのが気になる人は、身が温まる程度再加熱して食べましょう。ただし、加熱のしすぎは旨味が逃げてしまうので要注意です。
調理の手間をかけたくない人
調理の手間をかけたくないという人にも、ボイルがおすすめです。カニを自分でボイルするには、カニ丸ごと1杯が入る鍋が必要になり、意外と調理が大変です。活きたままだとカニが暴れてしまうので、下処理も必要になります。
ボイルのズワイガニであれば、届いたらすぐに食べられるので手間がかかりません。贈り物としてカニを選ぶ際も、相手に負担をかけないという点からボイルのカニがおすすめです。
活や生がおすすめな人は?
活や生は、様々な食べ方で楽しめるのが魅力です。賞味期限はボイルと同様に2日ですが、ボイルよりもさらに鮮度劣化が早いので、届いたらすぐに調理するようにしましょう。
カニ鍋や刺身でカニを楽しみたい人
活や生のカニはカニ鍋で楽しむことができます。冬の寒い時期にはご家庭でカニ鍋を囲んで温まるのもよいですね。活や生のカニを選ぶことによって、カニの旨味がしっかりと染み込んだ絶品のカニ鍋を味わえます。一方で、ボイルのカニはカニ鍋に向いていません。
また、活のズワイガニは刺身で食べられるのも特徴です。刺身で食べられるカニの種類は少なく、旬の時期しか食べられません。カニ刺しは活のみで、生は向いていないので注意しましょう。
届いてすぐに調理できる人
活や生は届いたその日のうちに調理するのがおすすめです。特に、刺身で食べる場合は「活」でも生きている状態でないと食べられません。到着時には弱って動かなくなっていることもあるのでその場合は、カニ鍋か焼きガニで楽しみましょう。
購入した後に材料が足りなかったり、調理する時間が取れなかったり、といったことにならないように、事前にレシピを見ながら調理方法を決めておくと失敗しにくいです。
ただし、自分で調理するのは少し上級者向けなので、不安な人は無理をせずボイルを選びましょう。カニ鍋を食べたい人はこちらの記事でレシピを紹介しているので参考にしてください。
カニ鍋の美味しい作り方 | カニ専門店がカニ鍋のレシピや材料の選び方を紹介!
生は食中毒の危険がある?
刺身でカニを食べてみたいけど、「本当に食べられるの?」「お腹を壊したりしないの?」と不安に思う人もいるでしょう。
生のカニには他の魚介類と同様に、リステリア菌や腸炎ビブリオなどの食中毒を引き起こす細菌が含まれているリスクがあります。なので、カニは鮮度で選ぶようにしましょう。
どちらの菌も熱に弱いので、中までしっかりと火を通すと危険性はなくなります。また、これらの菌は夏場の暑い時期に繁殖しやすいので、生で食べたい人は冬場がおすすめです。配送の際にもしっかりと氷を敷いて鮮度管理をしてくれる販売店で購入しましょう。
カニ通販ならカニ専門店マルツ
マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。
マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。
マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。
プロの目利きによって厳選
この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。
11月~12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。
独自の活〆ボイル製法
マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。
また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。
当日発送が可能で鮮度が高い
マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されます。
活のカニもしっかりと氷を敷き詰めて鮮度維持をしているのでご安心ください。山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮なカニが食べられます。
まとめ
今回は、ズワイガニのボイルと生の違いやどちらを選ぶべきかについて紹介しました。それぞれにおすすめの食べ方や特徴に違いがあるので、自分に合ったカニを選んでズワイガニを楽しんでください。
カニ専門店マルツでは、ボイルと活のズワイガニ(松葉ガニ)を取り扱っています。他にもお得に購入できる訳ありのカニや安価な紅ズワイガニも販売しているので、気になる人はオンラインショップをぜひチェックしてみてください。