ズワイガニvsタラバガニどっちが美味しい?味や値段の違いを専門店が解説!

ズワイガニvsタラバガニどっちが美味しい?味や値段の違いを専門店が解説!

2024.3.06 コラム
ズワイガニvsタラバガニ

 

 冬の味覚と言われるカニですが、食べるならズワイガニとタラバガニのどちらが美味しいでしょうか。ズワイガニは上品な甘みから「カニの女王様」と言われます。タラバガニはしっかりとした弾力のあるカニ身から「カニの王様」と言われ、それぞれ人気があります。


今回はカニの専門店マルツがズワイガニとタラバガニの味や値段の違いについてご紹介します。それぞれの特徴が異なるため、どちらを買うか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

 

ズワイガニとタラバガニの比較表


ズワイガニ

タラバガニ

見た目

脚が細く長い

甲羅にトゲは少ない

脚が太い

甲羅にトゲが目立つ

シーズン

11月~翌年3月

4月~6月

11月~翌年2月

主な産地

鳥取県、福井県、北海道など

北海道(海外産が多い)

味の特徴

身入りが良く、上品な甘味が感じられる

あっさりとした味で、ボリュームがある

値段

1匹 12,000~28,000円

1匹 20,000~40,000円


まずは、シーズンでないとカニを食べられないので注意して選びましょう。11月~2月まではどちらのカニもシーズン中なので、味や値段で選ぶのがおすすめです。


それぞれの項目について以下で詳しく解説していきます。


ズワイガニとタラバガニの見分け方

ズワイガニとタラバガニは知っていれば誰でも簡単に見分けられます。カニを見分ける2つのポイントについて紹介します。

脚の数で見分ける

最も簡単な見分け方は、脚の数で見分ける方法です。ズワイガニの脚は10本なのに対し、タラバガニは8本しかありません。


カニの仲間は通常、脚が10本あるのですが、タラバガニは実はカニ属のカニではないのです。見た目は完全にカニですが、タラバガニはヤドカリの仲間です。そのため、カニは横に歩きますが、タラバガニは縦にも歩くという生態の違いもあります。


ただし、通常10本のズワイガニも脚が1〜2本取れている「訳あり品」として販売されているケースもあるので注意しましょう。

大きさの違い

どちらも色は似ていますが、体の形や大きさは異なります。脚の本数で判断できない場合は甲羅や脚の大きさに注目しましょう。


ズワイガニの足は長くて細く、甲羅はタラバガニと比べると小さく丸みを帯びています。一方、タラバガニは全体的にゴツゴツしていてトゲも目立ちます。脚はズワイガニよりも、短くて太いのが特徴です。大きさの違いは寿命が影響しており、ズワイガニの寿命が約15年なのに対しタラバガニは約30年生きるのでその分大きく成長します。


シーズンと産地

カニは鮮度で美味しさが変わるので、美味しく食べたい人は旬の時期に産地直送のカニを選ぶのがおすすめです。


特に、ズワイガニは11月〜翌年3月までしか食べられません。一方で、タラバガニは11月~翌年2月と4月~6月の2回シーズンが訪れます。ただし、タラバガニの冬の水揚げ量は少なく、価格は高騰しやすいので、おすすめの時期は4月~6月になります。


また、ズワイガニは日本海全域でとれますが、鳥取や福井など大きな産地ほど流通経路が整っているので、新鮮で美味しいカニが食べられます。タラバガニは、海外産が多く、日本ではほとんど取れないため、新鮮なタラバガニを食べたい人は北海道のカニがおすすめです。


ズワイガニとタラバガニはどっちが高い?

カニを購入するなら、価格は気になるところですよね。ズワイガニは1匹12,000~28,000円、タラバガニは1匹25,000~45,000円くらいが相場になります。


こうして見るとタラバガニの方が高く見えますが、ズワイガニの一般的なサイズは700g〜900g、タラバガニの一般的なサイズは1kg~2.5kgなので1キロあたりの値段は同じくらいかややタラバガニの方が高い結果になります。どちらも希少性が高く、比較的高級な部類のカニと言えます。


味の違い

ズワイガニの身は甘みと旨味が強く、カニ味噌も濃厚なのが特徴です。様々な料理に向いており、新鮮なものはそのまま刺身でも食べられます。加熱するとより甘みが増すので、カニしゃぶやカニ鍋にしても美味しく食べられます。


一方で、タラバガニの最大の魅力は、しっかりとした食べ応えです。プリッとした弾力のある食感が楽しめます。味はあっさりしており、レモンやポン酢をつけると美味しく食べられます。


ズワイガニとタラバガニは特徴が異なるので、どちらが美味しいという答えはありません。自分に合った味のカニを選びましょう。


おすすめのカニの選び方

ここまでズワイガニとタラバガニの違いを紹介しましたが、どちらを選ぶべきかもっと簡単に決める方法はないのか気になる人も多いでしょう。そんな人は「どうやって食べるか」で選ぶのがおすすめです。


あくまで一例ですが、悩んでしまう人向けにおすすめのカニの選び方を紹介します。

カニ鍋に向いているのはどっち?

まず、どちらのカニでもカニ鍋は可能です。ただし、カニ鍋にはズワイガニをおすすめします。ズワイガニは加熱すると甘みが増す性質があり、鍋の中に入れることでカニの甘みと旨味が他の鍋の具材に染み込みます。特に、最後の〆の雑炊はカニの旨味を存分に味わうことができるのでぜひ試してみてください。


タラバガニでカニ鍋をする場合は大きすぎて鍋に入らないということもあるので、購入時のサイズ選びには注意しましょう。


カニ鍋の作り方が知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。


カニ鍋の美味しい作り方 | カニ専門店がカニ鍋のレシピや材料の選び方を紹介!

 

焼きガニに向いているのはどっち?

焼きガニもどちらのカニでも楽しめますが、おすすめはタラバガニです。タラバガニは加熱することで適度に水分が抜け、旨味が濃縮されます。足も太くてボリュームがあるので、カニ身を楽しむ焼きガニにぴったりです。


ズワイガニも甲羅酒を楽しみたい人は焼きガニがおすすめの食べ方になります。カニ味噌をつまみに飲む甲羅酒は絶品です。


カニは焼きすぎると水分が飛びパサパサになるので焼くときはじっくり焼くように気をつけましょう。

カニ味噌が美味しいのはどっち?

カニ味噌を楽しみたい人はズワイガニがおすすめです。タラバガニのカニ味噌は一般的にあまり美味しくないと言われています。そのため、流通の段階でカニ味噌を抜いて販売することも多いです。


一方でズワイガニのカニ味噌は、濃厚で甘みも感じられます。特に、カニ味噌にカニ身をディップして食べるとポン酢や醤油をつけなくてもカニの旨味だけで美味しく食べられます。


食べ方によっておすすめの商品は異なるので、どうやって食べるかを決めてからカニを購入するのがおすすめです。


ズワイガニ通販ならカニ専門店マルツ

マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。


マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。


マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。

プロの目利きによって厳選

目利き

 

この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。


11月〜12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。

独自の活〆ボイル製法

活〆ボイル

 

マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。


また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。

当日発送が可能で鮮度が高い

松葉がに 発送

 

マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されます。


活のカニもしっかりと氷を敷き詰めて鮮度維持をしているのでご安心ください。山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮なカニが食べられます。


まとめ

今回はズワイガニとタラバガニの違いやおすすめのカニの選び方を紹介しました。どちらも魅力のある美味しいカニなので、シーズンや食べ方を意識しながら自分に合ったカニを探してみてください。


カニ専門店のマルツでは、厳選されたズワイガニ(松葉ガニ)を取り扱っています。刺身やカニ鍋におすすめな「活」の商品や調理不要でプロが丁寧に茹で上げた「ボイル」の商品などがあります。


少しでもお得に購入したい人向けに、通常価格よりも2~3割お得な訳あり商品もご用意しております。新鮮な鳥取の松葉ガニをぜひ一度ご賞味ください。


オンラインショップはこちらから

 

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