カニの美味しい茹で方 | 塩加減や茹で時間のポイントをカニ専門店が解説!

カニの美味しい茹で方 | 塩加減や茹で時間のポイントをカニ専門店が解説!

2024.7.03 コラム
カニ ボイル

 

生のカニを購入したけど、茹で方がわからないという人も多いのではないでしょうか。カニは茹で方や茹で時間によって味が大きく異なります。せっかく購入したカニは美味しく食べたいですよね。


そこで今回はカニ専門店のマルツが美味しいカニの茹で方についてご紹介します。手順通りに茹でれば料理初心者でも美味しく茹であげられるので、ぜひご自宅で試してみてください。


カニの美味しい茹で方

まずは、どの種類のカニを茹でる際も共通する基本の茹で方をご紹介します。カニが丸ごと入る大きさの鍋と塩は必須なので用意しておきましょう。

①カニを水で洗う

まずは、タワシを使ってカニに付いている汚れや細菌を取り除きます。真水で全体を丁寧に洗い落としましょう。ただし、強く洗いすぎると脚が取れてしまったり、旨味が逃げてしまうので注意が必要です。


たまに、カニビルという黒い卵が甲羅についていることがありますが、カニビルもタワシで取り除いておきましょう。

②鍋に水を入れて火にかける

鍋に水を入れて火にかけ、カニを茹でる前の準備をします。塩は少し水が温まったタイミングで入れるのがポイントです。


塩加減の目安は海水程度と言われ、水全体に対して3〜4%の濃度です。例えば、1リットルの水であれば塩30〜40gが適量となります。適量の塩水で茹で上げることで、カニ身が引き締まり、旨味が身に凝縮されます。

③カニを茹でる

カニを鍋に入れるタイミングはお湯が沸騰してからです。鍋に入れる際は、カニ味噌が外へ流れ出るのを防ぐため、必ず甲羅を下にして茹でるようにしましょう。カニが浮いてきた場合はしっかりと浸かるように落し蓋をしてくださいね。


茹で時間が長すぎると身がパサパサになり、短すぎると火が通りきらず食中毒の危険もあります。後ほど紹介するカニの種類別の茹で時間を参考に茹でるようにしましょう。

④カニを氷水で締める

カニが茹であがったら、甲羅を下にしたまま鍋から取り出し、氷水に5分くらい入れてカニを締めます。氷水に入れることでカニ身が引き締まり、殻から身が外れやすくなるので食べやすくもなりますよ。


カニにアクがついていたら、さっと流水で流して取り除きましょう。


種類ごとのカニの茹で方の違い

カニの種類や販売形態によって、茹で時間や手順が異なります。購入したカニに合わせて調理し、美味しくカニを楽しみましょう。

カニの種類別

カニの茹で時間は、カニの大きさによって変わってきます。


毛ガニやワタリガニ、セコガニなどのサイズが300〜500g程度の小さいカニは鍋に入れて再沸騰してから15分前後が目安になります。一方で、ズワイガニやタラバガニ、花咲ガニなど800gを超える大きいカニは再沸騰後20分前後が目安です。


同じ種類のカニでも、サイズによって多少茹で時間が前後するので、カニの様子を見ながら茹でるようにしましょう。

販売形態別

カニは販売形態によっては、茹でる前の下準備が必要です。販売形態別に必要な手順について紹介します。

活の場合

「活」とは生きている状態のカニのことです。生きたまま茹でるとカニが暴れて非常に危険です。活のカニは茹でる前にカニが動かなくなるまで、真水につけて活け締めしましょう。


一般的に10~15分くらいでカニの口が動かなくなってきます。活け締めの際も、必ず甲羅を下にしてカニ味噌が流れないようにしましょう。

生の場合

生のカニは水揚げ後、加熱処理などされずに発送されますが生きてはいません。そのため、活け締めなどの下準備は不要です。


ご紹介した基本の茹で方で美味しく茹でられますよ。

冷凍の場合

生冷凍のカニを購入し、自分で茹でる場合は、茹でる前に必ず解凍が必要です。ボイル冷凍の商品は解凍後すぐに食べれますが、生冷凍は必ず火を通す必要があるので注意しましょう。


カニは温度の急激な変化で味が大きく落ちてしまい、食感もパサついてしまいます。そのため、冷凍のカニを美味しく茹でるには解凍の仕方も重要です。こちらの記事で、冷凍カニの解凍方法や保存方法を紹介しているので参考にしてください。


冷凍カニの美味しい食べ方をプロが解説!解凍方法やおすすめレシピも紹介!

 

ボイルのカニがおすすめ

カニの美味しい茹で方について紹介してきましたが、大きな鍋が自宅になかったり、やっぱり茹で加減や塩加減が不安という人もいるでしょう。


そんな方には、自宅に届いたら調理不要ですぐに食べられるボイルのカニの購入がおすすめです。マルツのカニは産地直送で鮮度にもこだわっているのでプロの味がご家庭で楽しめます。


目利きのプロが厳選し、絶妙な塩加減で茹でられているカニは旨味も甘みも絶品です。ぜひチェックしてみてください。


マルツのボイルカニはこちらから


よくある質問

カニの茹で汁はどうするのが正解?

カニを茹でたあとの汁には、カニの出汁がでているので捨てるのはもったいないと感じる人も多いのではないでしょうか。鍋に入れる前にカニをしっかりと洗っていれば、茹で汁の再利用は可能です。


茹で汁に味噌と具材を足して味噌汁にしたり、茹で汁でご飯を炊けばカニの味が染みた炊き込みご飯もできますよ。ただし、茹で汁であっても日持ちはしないのでできるだけ早めに調理しましょう。

茹でたカニは何日くらい持つ?

茹でたカニは保存方法を守れば2〜3日保存が可能です。熱を冷ましてからサランラップや新聞紙で包み、さらにビニール袋に入れ、空気を抜いて冷蔵庫で保存しましょう。


また冷凍した場合も、家庭用の冷凍庫では温度管理が難しいため、1週間以内には食べきる

のがおすすめです。


茹でたカニを再加熱すると身がパサついてしまうので、茹でる際は可能な限り食べる分だけを茹でるようにしましょう。

カニは水から茹でても良い?

カニは水から茹でると食中毒を引き起こす可能性があるのでおすすめできません。カニを水から茹でるとゆっくり加熱されるため、中まで火が通らず細菌が残ってしまうことがあります。一方で沸騰したお湯で十分に加熱すれば、食中毒のリスクは軽減できますよ。


カニを茹でる際は、必ず沸騰してからカニを入れるようにしましょう。


マルツ独自の活〆ボイル製法

活締めボイル

 

カニは自宅でも美味しく茹であげることが可能ですが、ボイルの製法にこだわった販売店でボイル済みのカニを購入するのもおすすめです。


マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。


また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの味が楽しめるので、ぜひボイル済みのカニも検討してみてください。


マルツの活〆ボイルの松葉ガニはこちらから


ボイルのカニ通販はカニ専門店のマルツ

今回はカニの美味しい茹で方について手順やポイントをご紹介しました。塩加減や茹で時間に気をつけるだけでご家庭でも美味しいボイルガニを楽しめます。自分に合ったカニの種類や販売形態を選んでカニを購入しましょう。


カニ専門店のマルツは鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。


目利きのプロが厳選したカニを販売しており、全国へ産地直送でお届けしています。仕入れから加工、販売まで自社一貫なので、高い鮮度のままご自宅まで届けることが可能です。


オンラインショップでは、刺身でも食べられる新鮮な活のカニから、丁寧に茹であげたボイル済みのカニまで様々なカニ商品を販売しております。お得に食べられる訳アリのカニも販売しているのでぜひチェックしてください。


オンラインショップはこちらから

 

同カテゴリ内の記事

その他の記事