花咲ガニとは?旬や味の特徴、タラバガニとの違いをカニ専門店が解説!
花咲ガニという名前は聞いたことがあっても、食べたことがない人も多いのではないでしょうか?花咲ガニは産地が限られているので、流通量はあまり多くない種類のカニです。
今回は花咲ガニの購入を検討している人向けに、花咲ガニの旬や味の特徴をカニ専門店マルツがご紹介します。
タラバガニやズワイガニとの違いについても紹介するので、どのカニが自分に向いているかカニを購入する際の参考にしてください。
花咲ガニとは?
「日本四大カニ」という言葉を聞いたことはありますか。実は花咲ガニは、「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」と並び、日本四大カニと言われるカニです。
花咲ガニは、茹でるとカニ全体が赤くなり、花が咲いたように見えることから花咲ガニ(ハナサキガニ)と呼ばれるようになったと言われています。
タラバガニ科のカニなので、タラバガニと似ている部分もありますが、花咲ガニならではの特徴もあります。それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
味の特徴
花咲ガニは、タラバガニと比べて甘みや旨味が強く感じられると言われています。一方で、身入りはタラバガニの方がぎっしりと詰まっていることが多いです。花咲ガニは、味も美味しくて、プリッとした食感が楽しめるおすすめのカニです。カニ味噌を食べたい人も花咲ガニがおすすめですよ。
見た目は、花咲ガニとタラバガニはそっくりですが、花咲ガニの味の特徴はズワイガニに似ています。気になる人は是非、花咲ガニとズワイガニを食べ比べてみてください。
値段
日本四大カニはどれも高級なカニとして知られており、花咲ガニも高級な部類のカニになります。海外産のものだと1kg5,000円くらいから購入できますが、国産になると1kg1万円を超えることもあります。
タラバガニやズワイガニも大体同じくらいの相場感と考えて良いでしょう。とにかく安くカニを購入したい人は流通量が多くて、価格が安定している「紅ズワイガニ」も検討してみてください。
花咲ガニの産地
国産の花咲ガニはすべて北海道産になります。北海道のなかでも釧路と根室でしか水揚げされません。また、海外産のものはロシア産のものがほとんどです。そのため、花咲ガニを購入したい人は北海道のカニを産地直送で販売している通販サイトや海外産のカニを大量に仕入れて安く販売している業者で購入するのがおすすめです。
ただし、花咲ガニは冷凍の商品が多く、「活」や「ボイル」を販売している通販サイトは多くありません。解凍時には旨味が逃げやすいので、甘みや旨味を存分に楽しみたい人はできるだけ未冷凍のカニを購入しましょう。
特に、根室市の「花咲港」は花咲ガニが食べられる場所として人気です。北海道へ旅行する際はぜひ立ち寄ってみてください。
花咲ガニの旬
花咲ガニの一番の特徴は春から夏にかけて旬を迎えることです。ほとんどの種類のカニは冬場が旬で、夏場は禁漁期間になっているカニも多いです。釧路では3月〜7月、根室では7月〜9月が漁期になっているので夏場でもカニを楽しめます。
どの種類のカニを購入するか悩んでしまう人は、まずは旬で選ぶのが一番です。春~夏にかけては花咲ガニ、秋~冬にかけてはズワイガニやタラバガニがおすすめです。
花咲ガニの食べ方
花咲ガニの購入を検討している人は、食べ方を決めてから購入するようにしましょう。自分で調理して食べたい人は「活」や「生」、調理不要でそのまま食べたい人は「ボイル」のカニを購入しましょう。
花咲ガニの捌き方やおすすめの食べ方について紹介します。
花咲ガニの捌き方
花咲ガニは殻が厚く、ゴツゴツしたトゲがあるのが特徴です。トゲで怪我をしないように注意する必要はありますが、捌き方は他のカニと変わりません。
すでに捌いてあるポーションの商品もありますが、旨味が逃げてしまいやすいので、鮮度を保ったままカニを楽しみたい人は「姿」のカニを購入して自分で捌くのがおすすめです。
こちらの記事でカニの捌き方を紹介しています。初心者でも手順を見ながら簡単に捌けるのでぜひ参考にしてください。
紅ズワイガニの食べ方 | カニ専門店おすすめのレシピもご紹介!
おすすめの食べ方
花咲ガニならではの美味しい食べ方として「鉄砲汁」がおすすめです。
鉄砲汁とは、根室の郷土料理でカニの入った味噌汁のことを言います。カニの出汁がしっかり出た「鉄砲汁」は絶品なのでぜひ試してみてください。
鉄砲汁のレシピ
【材料】(4人分)
花咲ガニの脚:4本
長ネギ:50g
大根:150g
水:800cc
昆布:15㎝
味噌:大さじ3
酒:大さじ2
【作り方】
1.鍋に水と昆布を入れて30分おく
2.カニの脚を食べやすいように捌いておく
3.長ネギを白い部分は薄切りにし、青い部分は小口切りにする
4.大根を薄切りにする
5.昆布を取り出し、酒、カニ、大根を入れ火にかける
6.沸騰直前で弱火にし、20分ほど煮込む
7.野菜に火が通ったら、味噌を入れる
8.最後に長ネギの青い部分をのせたら完成
おすすめのカニの選び方
花咲ガニとタラバガニで悩んでしまう人は、「食べごたえ」と「カニ身の甘み」のどちらを優先するかや「カニ味噌を食べたいか」で選ぶと決めやすいです。一方で、花咲ガニとズワイガニで悩んでしまう人は、旬の時期で選ぶようにしましょう。春~夏は花咲ガニ、秋~冬はズワイガニがおすすめです。安くカニを購入したい人は紅ズワイガニも検討してみてください。
自分に合ったカニを選んで美味しくカニを楽しみましょう。
カニ通販ならカニ専門店マルツ
マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。
マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。
マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。
プロの目利きによって厳選
この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。
11月〜12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。
独自の活〆ボイル製法
マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。
また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。
当日発送が可能で鮮度が高い
マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されます。
活のカニもしっかりと氷を敷き詰めて鮮度維持をしているのでご安心ください。山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮なカニが食べられます。
まとめ
今回は花咲ガニの旬や味の特徴、タラバガニとの違いについてご紹介しました。どちらも似た特徴を持つカニですが、違いを感じて頂けたでしょうか。味や旬の時期を参考にしながら自分にあったカニを選びましょう。
花咲ガニを食べてみたかったけど、時期を逃してしまったという人は、同じように甘味や旨味が強く感じられるズワイガニがおすすめです。
カニ専門店マルツでは、鳥取で水揚げされた新鮮なズワイガニや紅ズワイガニを産地直送で全国にお届けしています。贈答用のカニやご家庭用のお得な訳あり品も取り揃えているので、ぜひオンラインショップをチェックしてみてください。