鳥取境港の食べ歩きグルメ | ランチにおすすめの海鮮や人気店をご紹介!
回転寿司やスーパーでも海鮮は楽しめますが、「たまには、とれたてで新鮮な魚を楽しみたい!」と考える人もいるのではないでしょうか。魚介類は鮮度で美味しさが全く変わってくるので、美味しい海鮮を食べたい人は漁港併設の直売所やお食事処の利用がおすすめです。
特に、山陰で一番大きな漁港である「境港」は、海鮮市場が併設されていて、食べ歩きにもぴったりです。今回は、境港でカニ専門店を営むマルツが、境港の楽しみ方をご紹介します。
山陰旅行を検討されている方はもちろん、漁港の楽しみ方を知りたい人もぜひ参考にしてください。
海鮮の食べ歩きは「境港水産物直売センター」がおすすめ
鳥取県境港の漁港には境港水産物直売センター(以下、直売センター)という名前の海鮮市場が併設されています。すべての漁港に海鮮市場が併設されている訳ではなく、鳥取県内にも漁港併設の大きな海鮮市場は2つしかありません。
直売センターの魅力は、とれたての海鮮をその場で食べられるだけでなく、販売店を通さずに仲買人から直接購入できるので、良いものを安く楽しめます。その日の朝に水揚げされた魚が市場に並ぶので、朝食やランチの時間に立ち寄るのがおすすめです。
【おすすめの時期】
11月~翌年2月
直売センターは定休日の火曜日を除き、年中無休です。おすすめはカニのシーズンである11月~2月ですが、12月中旬~下旬は非常に混みあうので時間帯など注意が必要です。
【おすすめの時間帯】
10時~12時(営業時間:8時00分~16時00分)
寿司や刺身などの生食用の魚はお昼ごろにはなくなってしまうことがあります。また、カニのシーズン中の土日祝の12時以降は混み合うことが多いので、午前中がおすすめです。
【アクセス】
直売センターは、鳥取県境港市のJR境港駅から車で約5分のところにあります。米子ICからは車で約25分で、駐車場は約200台停められるので安心です。島根県松江や出雲へのアクセスも良く、牧場が有名な大山からも近いので周辺の観光も楽しめますよ。
境港水産物直売センターの楽しみ方
海鮮市場で食べ歩きをしたことがない人は、「仕組みがわからない」「押し売りされるんじゃないか」など不安に感じる人もいるでしょう。実際のところ、仕組みは簡単で自分のペースで見て歩けるので安心してください。
はじめての人向けに、直売センターの楽しみ方をご紹介します。
とれたてのカニを楽しむ
境港は、紅ズワイガニの水揚げ量が日本一で、美味しいカニが水揚げされます。また、鳥取が誇るブランドガニの松葉ガニも人気が高いです。
直売センター内には、いくつかのカニ専門店がありますが、甘みがしっかりと感じられるボイルのカニを楽しみたい人は、カニ専門店マルツがおすすめです。
紅ズワイガニは試食もできるので、購入する前に味を確かめられます。お土産に購入するのはもちろん、その場で捌いて食べられるので、朝どれのカニを食べたことのない人はぜひ一度試してみてください!カニは高級なイメージがあるかもしれませんが、紅ズワイガニであれば1匹1,000円台からカニを楽しめますよ。
豊富な種類の魚介を楽しむ
境港は、島根や鳥取の多くの漁船が魚を卸している漁港なので、山陰でとれた様々な魚介類が市場に並び、見ているだけでも楽しめます。クロマグロ、白イカ、岩ガキ、ハタハタなどが有名で、クロマグロは水揚げ量日本一です。
境港で水揚げされた新鮮な魚を海鮮丼で楽しみたい人は「境港のさかな塾」がおすすめです。境港のさかな塾は漁協直営のお食事処で、旬の魚を使った海鮮丼が楽しめます。他にも、白いかの姿造りやモサエビ丼が食べられるお店もあったりと様々な種類の魚介が楽しめます。
お土産をみてまわる
直売センター内には、お土産店もあります。田畑商店では、山陰名物の「因幡の白兎」や「大風呂敷」などのお菓子や、境港ならではのカニせんべいやモサエビせんべいなども置いてあります。
他にも、干物を販売しているお店や境港産の魚を練り込んだ練り物を販売しているお店もあるので、ぜひ見てまわってください。
自分に合ったカニの選び方
市場でカニを選ぶときは、販売店のスタッフに聞きながら選ぶのがおすすめです。ただし、話すのが苦手な人だと不安に感じてしまうでしょう。そんな人はこれから紹介する方法で選ぶと失敗しにくいのでおすすめですよ。
1.カニの種類を決める
まずは、購入するカニの種類を決めましょう。境港では、松葉ガニ(ズワイガニ)と紅ズワイガニが主に水揚げされます。親ガニという、ズワイガニのメスも時期によっては市場に並びますが、カニ身を楽しみたい人は松葉ガニか紅ズワイガニがおすすめです。
松葉ガニと紅ズワイガニは値段も味も全く異なるカニです。詳しくはこちらの記事で紹介しているので、悩んでしまう人は参考にしてください。
松葉ガニvs紅ズワイガニ | 味や値段、シーズンなど違いを徹底比較!
2.活かボイルを選ぶ
市場では、いけすの中でまだ生きている「活」のカニと「ボイル」のカニが販売されています。松葉ガニは刺身でも食べられますが、おすすめの食べ方はボイルです。
松葉ガニも紅ズワイガニも加熱することで甘みが増す性質があるため、茹でたてのカニでしか味わえない甘みや旨味を楽しめます。どちらにするか悩んでしまう人はこちらの記事を参考にしてください。
ズワイガニはボイルと生どちらがおすすめ?違いや見分け方をプロが解説!
3.用途や目的で選ぶ
次に、用途や目的別にカニを決めましょう。同じ種類のカニでも、「A級品」「訳あり」「B級品」の3種類にわけて販売されています。
A級品:脚がすべて揃っていて身入りが良いカニ
訳あり:脚が1~2本欠けているだけで、身入りはA級品とほとんど同じカニ
B級品:脚が欠けていたり、身入りが少ないカニ
どれを選んでも鮮度は抜群なので味に違いはありません。贈答用にはA級品、自宅用には訳ありを選ぶのがおすすめです。とにかく安くカニを購入したい人はB級品のカニを探してみてください。
4.個数と大きさを決める
最後に、個数と大きさを決めましょう。サイズは大・中・小で分かれており、他にも食べ歩きたい人は、小を1人で食べるか大を2人でわけて食べるのがおすすめです。
もちろん、カニをお持ち帰りもできますが、遠方からお越しの方は配送サービスも使えますので、是非ご利用ください。
鳥取でカニを食べるならカニ専門店マルツ
マルツは、境港水産物直売センター内に店舗を構えるカニ専門の老舗です。
50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。
マルツで販売するカニには以下のような特徴があります。
プロの目利きによって厳選
この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。
11月〜12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。
独自の活〆ボイル製法
マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。
また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。
まとめ
今回は境港の食べ歩きグルメや漁港の楽しみ方について紹介しました。境港ではその日の朝にとれた新鮮な旬の魚がお得に楽しめるので、食べ歩きにもおすすめです。
特に、11月~2月までは松葉ガニのシーズンには美味しいカニが市場に並び、直売センターも賑わいを見せます。市場で食べるとれたてのカニは絶品なので、鳥取にお越しの際はぜひ境港にお立ち寄りください。
マルツはカニ通販も行っており、境港で水揚げされたカニを産地直送で全国にお届けしています。すぐに鳥取に来れない人は、通販でも美味しいカニが食べられるので、ぜひオンラインショップをチェックしてみてください。