オオズワイガニはなぜ安い?大量発生の理由や味や見た目の特徴を蟹専門店が紹介!

オオズワイガニはなぜ安い?大量発生の理由や味や見た目の特徴を蟹専門店が紹介!

2025.2.07 コラム
オオズワイガニ

 

2023年頃から、オオズワイガニの値段が安くなっているというニュースがテレビやネットで取り上げられるようになりました。ニュースをみた人の中には、「なぜオオズワイガニは安いのか?」「安いけど品質は問題ないのか?」など気になった人も多いでしょう。


本記事では、カニ専門店マルツが、オオズワイガニが安い理由や味や見た目の特徴を紹介します。ズワイガニや紅ズワイガニとの違いも合わせて紹介するので、カニ選びに悩む人はぜひ参考にしてください。

 

オオズワイガニはなぜ安い?

オオズワイガニが安く販売されている理由は、北海道で起きたオオズワイガニの大量発生によるものです。オオズワイガニは食べられるカニではありますが、本来カレイ漁やウニ漁をしている船の網にかかり、網を破ってしまうので厄介物とされてきました。


2023年頃から大量発生したオオズワイガニを駆除する目的で、オオズワイガニを商品化して激安で販売するようになりました。カニの種類によって禁漁期間が定められていますが、オオズワイガニは駆除を目的としているため、通年で漁獲、販売しています。

オオズワイガニが大量発生した理由

オオズワイガニが大量発生した理由は、明確にはわかっていませんが、赤潮や水温の高さが原因と言われています。2023年の大量発生の前にも、1980年代にオオズワイガニの大量発生が起きています。その際は、1年程度で落ち着いたようですが、今回の大量発生については2025年時点でもまだ終息の見込みはありません。


そのため、もうしばらくは安価なオオズワイガニの販売が続くかもしれません。


参考:東京新聞 北の海に異変!オオズワイガニが大量発生…コスパ最高でも漁師が「邪魔者」扱いする理由


オオズワイガニとズワイガニの違い

皆さんが一番気になっているのは、オオズワイガニとズワイガニの違いではないでしょうか。ズワイガニは高級なので、安価で食べられるのであれば嬉しいですよね。ただし、残念ながらオオズワイガニとズワイガニは別の種類のカニなので特徴が異なります。


それぞれの特徴について解説していきます。

見た目の違い(大きさなど)

オオズワイガニとズワイガニの見た目は非常に似ていて一目見ただけでは区別が難しいです。オオズワイガニとズワイガニは口の形で見分けられます。オオズワイガニは口がM字なのに対し、ズワイガニは水平になっています。


また、大きさは成体であれば名前の通りオオズワイガニの方が大きいのですが、現在市場に出回っているオオズワイガニは駆除を目的としているため、成長しきっていない個体がほとんどです。一方で、ズワイガニはしっかりと成長させるための禁漁期間が設けられているため、市場に出回っているサイズはズワイガニの方が大きいでしょう。

値段の違い

2023年の大量発生の初期ではオオズワイガニ1匹100円~200円で販売していることがニュースになっていましたが、2025年現在は1匹1,000~3,000円が相場となっています。


ズワイガニの値段相場は、1匹12,000〜30,000円なので1/10くらいの値段で購入できます。ただし、一般的に出回っているサイズは、オオズワイガニは1匹200g~300g、ズワイガニは1匹600g~900gとサイズが2~3倍異なります。


また、同じズワイガニ属のカニに紅ズワイガニがありますが、紅ズワイガニの相場は1匹1,000円~4,000円でサイズもオオズワイガニよりも大きいので、コスパ良くカニを楽しみたい人におすすめです。


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味の違い

ネットでは、オオズワイガニはまずいという声もありますが、そんなことはありません。甘くてジューシーなカニ身と濃厚なカニ味噌が楽しめて品質も問題ないので安心してください。


ただし、注意が必要な点としては、ズワイガニと異なり、成長しきっていない状態で販売されることが多いので、人によっては水っぽさや味が薄いと感じられることもあります。また、身入りについてもズワイガニには劣ります。


カニの味の特徴としては、ズワイガニよりも紅ズワイガニに近いといえるでしょう。紅ズワイガニも甘みが強く、ジューシーなカニ身が特徴の美味しいカニです。ぜひ、食べ比べて味の違いを確かめてみてください。


ズワイガニや紅ズワイガニの特徴はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。

松葉ガニvs紅ズワイガニ | 味や値段、シーズンなど違いを徹底比較!

食べ方の違い

オオズワイガニとズワイガニで食べ方の違いはありません。どちらも美味しい出汁が出るので、カニ鍋やカニしゃぶなど様々な食べ方でカニを楽しめます。


ただし、自分でカニを調理して食べたい人は「活」のカニを選ぶようにしましょう。すでにボイル加工や冷凍処理されているカニは調理にはあまり向いていません。


自分で調理が不安な人は、プロが丁寧に茹で上げたボイル済みのカニだと、届いたらすぐに食べられておすすめです。


美味しいズワイガニの食べ方はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。


松葉ガニの食べ方 | カニ専門店おすすめのレシピもご紹介!

旬の違い

オオズワイガニの旬は12月から3月、ズワイガニの旬は11月~3月となっています。美味しく食べられる旬についてはほとんど違いはありません。ただし、ズワイガニは禁漁期間があるので旬の時期しか漁獲できないのに対し、オオズワイガニは通年漁獲できるという違いがあります。


旬の時期のカニの方が、身入りがよくて甘みも強いのでおすすめですが、カニの時期以外にもカニを楽しみたい人は通年漁獲できるオオズワイガニがおすすめです。


オオズワイガニはどこで買える?

オオズワイガニは、北海道にお住まいの方であれば、カニの直売所やスーパーで、それ以外の方は通販での購入がおすすめです。


多くの北海道の通販サイトがオオズワイガニを取り扱っていますが、安く購入したい人はオオズワイガニが大量発生している北海道えりも町の、漁業協同組合オンラインショップの利用がおすすめです。間に仲介を挟まないのでその分安く購入できます。


通販業者の中には、オオズワイガニをズワイガニと偽って売っていたという事例もあるので、利用時には販売元の確認が必須です。歴史や実績がある販売店か、カニの産地はどこか、口コミは悪くないかなどの視点で確認できると通販での失敗を未然に防げますよ。


安くお得にカニを食べたい人は、鳥取県産の紅ズワイガニもおすすめです。マルツでは、鳥取県産境港でとれた新鮮な紅ズワイガニを産地直送で全国にお届けしています。


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ズワイガニ通販なら蟹専門店マルツ

マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。


マルツは、50年以上の伝統と年間10万枚の販売実績を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。


マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。

プロの目利きによって厳選

カニの目利き


これまで3,000万枚以上のカニを見てきたこの道30年の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。


11月〜12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。

独自の活〆ボイル製法

活締めボイル製法

 

マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。


また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。

産地直送で全国にお届け

産地直送のカニ通販

 

マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鳥取県境港で競りにかけられたカニは、1時間以内にボイルされ全国に発送されます。


当日発送も行っているので、高い鮮度を保ったままご自宅で本場の美味しいカニを食べられます。鮮度の高いカニを刺身で食べたり自分で調理したい人は「活」のカニ、調理不要で届いたらすぐにカニを楽しみたい人は「ボイル」のカニがおすすめですよ。


鮮度にこだわった美味しいカニをお求めの方はぜひ、マルツのオンラインショップをご利用ください。


まとめ

今回は、オオズワイガニが安い理由や味や見た目の特徴を紹介しました。オオズワイガニが安い理由は北海道で発生した大量発生によるものです。安いから美味しくないということはありませんが、サイズ感や味の特徴はズワイガニと大きく異なるので、自分に合ったカニを選んで購入するようにしましょう。


安くてコスパのよいカニを楽しみたい人は、鳥取県産の紅ズワイガニもおすすめです。甘くてジューシーなカニ身はコアなファンも多いです。カニ専門店マルツでは、産地直送でとれたてを全国にお届けしているので、気になる方はオンラインショップをチェックしてみてくださいね。


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