ズワイガニとは?特徴や呼び名の違いについてカニ専門店が解説!
ズワイガニという名前は聞いたことがあってもどのような特徴を持つカニなのかご存知ない方も多いのではないでしょうか。また、ズワイガニはオスメスや、地域によっても呼び名が異なったりするので、少し分かりづらいですよね。
そこで今回は、鳥取県のカニ専門店「マルツ」がズワイガニの特徴や呼び名の違いを紹介します。おすすめのカニ商品も紹介するので、どの種類のカニを購入するか悩んでいる人もぜひ参考にしてください。
ズワイガニとは?
商品名でズワイガニと記載のあるカニは、生物学上の分類では「クモガニ科」の「ズワイガニ属」に属する「ズワイガニ種」という名称のカニになります。
「ズワイガニ属」のカニには、紅ズワイガニや大ズワイガニがあり、これらは「ズワイガニ種」とは別の種類のカニです。他のカニとの区別がわかりにくいため、ズワイガニ種は、「本ズワイガニ」と呼ばれることもあります。
※以降、本記事でも区別するために、ズワイガニ種のカニを本ズワイガニと表記します。
ズワイガニの種類
同じズワイガニ属のカニは似た特徴を持ちますが、別の種類のカニです。ズワイガニの仲間にどのような種類があるかを解説します。
ズワイガニ属のカニ
ズワイガニ属のカニは「オピリオ種」「バルダイ種」「紅ズワイガニ種」にわけられます。オピリオ種の代表格が本ズワイガニで、バルダイ種の代表格が大ズワイガニです。
日本で水揚げされるズワイガニ属のカニの90%以上は本ズワイカニと紅ズワイガニが占めており、大ズワイガニは主にロシアから輸入しています。
本ズワイガニと紅ズワイガニは別の種類のカニなので、味も値段も全く異なります。違いについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
松葉ガニvs紅ズワイガニ | 味や値段、シーズンなど違いを徹底比較!
本ズワイガニの呼び名
紅ズワイガニや大ズワイガニはそのまま生物学上の名称と同じ名前で呼ばれますが、本ズワイガニは地域や性別によって呼び方が異なります。それぞれの呼び名について紹介します。
オスの呼び名
海外産や北海道産のものは、ズワイガニや本ズワイガニと表記されますが、その他の地域ではブランド名で表記されることが多いです。また、ブランド名で呼ばれるのは、オスの本ズワイガニだけです。
例えば、山陰地方(鳥取県や島根県など)では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」、石川県では「加能ガニ」というブランド名で本ズワイガニを販売しています。
一部の地域では、「水ガニ」という名前で本ズワイガニを販売していますが、水ガニは脱皮して間もない成長前の本ズワイガニのことでブランド名ではありません。
これらは同じ種類のカニなので、ブランドごとに極端な味や値段の違いはありませんが、ブランドごとの特色が存在します。気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
松葉ガニvs越前ガニ | 味や値段、シーズンなど違いを徹底比較!
メスの呼び名
本ズワイガニのメスは、「セコガニ」「コッペガニ」「セイコガニ」「親ガニ」などと呼ばれます。一部の地域ではブランド名がつけられていますが、これらはブランド名ではなく、地域ごとの呼び名です。
呼び名の違いだけなので、味や値段の違いはありません。ただし、本ズワイガニのオスとメスでは大きさも食べられる部位も異なります。
ズワイガニの特徴
ズワイガニ属のカニの特徴について紹介します。大ズワイガニはほとんど日本では食べられないので、本ズワイガニと紅ズワイガニについての特徴を紹介します。
本ズワイガニの特徴
本ズワイガニの特徴は、身入りの良さと上品な甘みです。その特徴から、本ズワイガニは、「カニの女王」とも呼ばれています。他の種類のカニと比べて、脚にしっかりと身が詰まっており、弾力があるので食べごたえもバッチリです。また、ブランドの本ズワイガニはサイズや身入りの明確な基準があるので、安心して購入できます。
カニ刺しやカニ鍋、カニしゃぶなど様々な調理に向いていて、様々な味を楽しめます。タグがついたブランドの本ズワイガニは贈答品としてもおすすめです。
紅ズワイガニの特徴
紅ズワイガニの特徴は、身入りは本ズワイガニと比べて劣るものの、強い甘みやジューシーさを感じられます。本ズワイガニと比べて価格も安価で、1枚3,000円~で購入できる手軽さも魅力です。
紅ズワイガニは、カニクリームコロッケやパスタソースなどの加工品としてもよく使われます。水揚げ量も多いので、日本人にとって最も身近なカニとも言えるでしょう。
紅ズワイガニは「ボイル」でそのまま食べるとカニ本来の甘みを感じられるのでおすすめです。
よくある質問
なんで本ズワイガニはブランド名で呼ばれるの?
本ズワイガニがブランド名で呼ばれるようになった理由は、海外産の本ズワイガニと区別するためと言われています。安価な海外産の本ズワイガニが台頭する中で、安心安全で鮮度の高い国産の本ズワイガニを守るために、ブランドで差別化を図っているのです。
ズワイガニと本ズワイガニの違いは?
ズワイガニと本ズワイガニに違いはありません。ズワイガニが正式な生物学上の名称ですが、他のズワイガニ属のカニと区別するために、本ズワイガニと呼ぶことがあります。一方で、ズワイガニと紅ズワイガニは別の種類のカニになります。
本ズワイガニと紅ズワイガニどっちが美味しい?
本ズワイガニと紅ズワイガニはそれぞれに特徴があるので、どちらが良いかは言い切れません。ただし、カニの身をしっかりと楽しみたい人や贈答用のカニを探している人は本ズワイガニ、手軽にカニを楽しみたい人やご家庭用にカニを複数枚購入したい人は安価な紅ズワイガニがおすすめです。
ズワイガニ通販ならカニ専門店マルツ
マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は紅ズワイガニの水揚げが日本一の漁港です。
マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れた松葉ガニ(本ズワイガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。
マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。
プロの目利きによって厳選
この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。
11月~12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。
独自の活〆ボイル製法
マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。
また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。
当日発送が可能で鮮度が高い
マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されます。そのため、山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮なカニが食べられます。
まとめ
今回は、ズワイガニの特徴や呼び名の違いについて紹介しました。本ズワイガニと紅ズワイガニを混同してしまう人もいますが、別の種類のカニなので味も値段も異なります。それぞれ違った魅力があるので、気になる人はぜひ食べ比べてみてください!
カニ専門店マルツでは、鮮度抜群の松葉ガニ(本ズワイガニ)と紅ズワイガニを取り扱っています。お得に購入できる訳ありのカニもあります。気になる人はオンラインショップをぜひチェックしてみてください。