松葉ガニのタグ付きとは?タグなしとの違いや基準について解説!
カニをお店で購入する際に赤や青のタグが付いたカニを見たことはありませんか?実はカニについているタグは産地や品質の証明になっています。
一方で、「タグ付きのカニであっても身入りが良くて美味しいとは限らない」という声があるのも事実です。本記事では、松葉ガニのタグ付きの基準やタグなしのカニとの違いについて解説します。タグは美味しいカニを選ぶ際の1つの基準なので、ぜひ参考にして下さい。
カニに付けられるタグとは?
まずは、カニに付けられるタグについてその意味や色の違いについて解説します。
タグの意味と基準
タグはブランドガニの証です。ズワイガニは各漁場のカニをブランド化するために、産地によって様々な名前で呼ばれています。その中でも鳥取県や島根県などの日本海側で獲れるカニが「松葉ガニ」です。他にも、福井県の「越前ガニ」、石川県の「加能ガニ」などのブランドガニがあります。
タグ付きには、以下のような基準が設けられています。
- 甲羅の大きさが11cm以上
- 身入りの状態が良いと判断されたもの
- 「活」の状態で仕入れられたもの
- 脚の折れや欠けがないもの(小指や足の先部分の折れや欠けを除く)
そのため、タグ付きのカニはブランドガニであることやサイズや身入りが良い証明になるので、美味しいカニを安心して購入できます。
一方で、身入りの基準は明確化されておらず、多少の脚の折れや欠けがあってもタグは付きます。また、鮮度によっても味は大きく変わります。そのため、「タグ付きでも美味しいとは限らない」という声があるのです。
タグ付きはブランドガニの信頼の証ですが、美味しさの基準ではないので注意しましょう。
お歳暮などプレゼント用にカニを購入したい方や最高級の松葉ガニを楽しみたいと考える方は後ほど紹介する「マルツPREMIUM」がおすすめです。
色による違い
タグは産地によって色が異なります。産地によるタグの色の違いは以下の通りです。
産地 |
タグの色 |
鳥取県(全域) |
赤 |
島根県(隠岐諸島) |
青 |
兵庫県(柴山漁港) |
ピンク |
兵庫県(浜坂港) |
白 |
京都府(間人漁港) |
緑 |
このように、どこで水揚げされたカニか見極める際にはタグの色で判断できます。また、タグには産地も記載されているので確認してみましょう。
鳥取県の赤タグ
鳥取県の赤タグについて解説
鳥取県では全域で同じ「赤タグ」が使われています。鳥取県の赤タグには、「とっとり松葉がに」と記載されており、下に小さく「キトサン入り因州和紙」と書かれています。
因州和紙は、1300年の歴史がある鳥取県の伝統工芸品です。因州和紙にカニの殻から抽出される「キチンキトサン」をすき込むことで、熱湯に耐えられる特殊なタグになっています。そのため、ボイルされた後のカニにもタグがきちんと残っています。
ちなみに、タグは松葉ガニを水揚げした漁船の漁師が船の中で付けて、競りが行われる市場に運ばれます。その後、店舗や通販で販売される際も基本的にタグが付いた状態で流通していきます。
タグなしのカニは美味しくない?
ここまでタグ付きのカニについてご紹介しましたが、「タグなしのカニは美味しくないのか?」「偽物なのか?」と不安に思う方も多いでしょう。実はタグ付きとタグなしでは味に大きな違いはありません。
ただし、タグなしのカニには鮮度の基準がないため、信頼できる販売店を選ばないと鮮度や品質の悪いカニに当たってしまうリスクは高くなってしまいます。
タグなしの松葉ガニとは、以下の両方またはいずれかに当てはまるカニです。
- 甲羅の大きさが9cm以上11cm未満
- 脚が1~2本欠損している
松葉ガニは甲羅のサイズが9cm以上のものしか漁獲できない決まりがあります。そのため、タグ付けの基準にギリギリ通らなかった小ぶりの松葉ガニや脚が欠けて見た目の悪いものはタグが付きませんが、味はタグ付きと変わりません。また、松葉ガニの脚は通常10本あるので1~2本なくても十分楽しめるのでご安心ください。(ちなみにタラバガニはもともと脚が8本しかありません。)
松葉ガニの雌にもタグは付きませんが、雌の松葉ガニはセコガニと呼ばれており、甘みのある内子やプチプチした外子などセコガニならではの味が楽しめます。
タグ付きとタグなしの値段の違い
一般的なタグ付きの松葉ガニの相場は1匹12,000円~28,000円です。一方で、タグなしの松葉ガニは10,000円を切ることもあり、お得に松葉ガニを食べられます。
ただし、前述の通り鮮度や品質の悪いカニに当たってしまうことがあるので注意が必要です。
マルツでは、タグ付きの松葉ガニはもちろん、タグなしの松葉ガニも販売しています。タグなしの松葉ガニは「訳あり」と表記して販売しています。マルツのタグなし松葉ガニはプロの目利きによって鮮度と質の高いカニを選別しているので安心です。
お得に松葉ガニを楽しみたい方にはタグなしの松葉ガニはおすすめですが、ブランドの証明であるタグがないので信用できる販売店から購入するようにしましょう。
さらに厳選された「マルツPREMIUM」
タグ付きはブランドガニの信頼の証ですが、美味しさの基準ではないことをご紹介しました。美味しい最高級の松葉ガニを楽しみたい方には「マルツPREMIUM」がおすすめです。
マルツPREMIUMは、「赤タグ」の中でも、マルツ独自の基準を設け、厳選した最高級のオリジナルブランドです。松葉ガニを知り尽くした代表が希少なタグ付きの松葉ガニの中からさらに上位2%程度まで厳選に厳選を重ねた究極の1杯です。
具体的には下記の基準を設けています。
- 「タグ付き」のブランド松葉ガニ
- 独自の茹で技術「活〆ボイル」
- 脚がすべて揃っていて、重さが900g以上
美味しさを基準とする場合に重要になるのは「鮮度」と「身入り」です。マルツでは、活きたカニを水で締めてから茹であげる独自の「活〆ボイル」製法によって鮮度と品質を保っています。
マルツPREMIUMは、見た目も味もカニ専門店がこだわり抜いた自慢の逸品です。大切な方へのプレゼントや自分へのご褒美にいかがでしょうか。
松葉ガニ通販ならマルツ
松葉ガニを手軽に購入したいなら、「マルツ」の通販がおすすめです。
マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れた松葉ガニを安心して購入できます。
マルツの松葉ガニには以下のような特徴があります。
プロの目利きによって厳選
この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。
11月~12月のハイシーズンには1日に数百枚の松葉ガニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。
独自の活〆ボイル製法
マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。
また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。
当日発送が可能で鮮度が高い
マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されます。そのため、山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮な松葉ガニが食べられます。
まとめ
本記事では、松葉ガニのタグ付きの基準やタグなしのカニとの違いについて解説しました。タグ付きの松葉ガニはブランドの証明があるため安心して購入できますが、必ず身入りが良くて美味しいとは限りません。
美味しい松葉ガニを食べたい方はタグ付きの中でもプロの目利きによって選定された高品質な松葉ガニを選ぶようにしましょう。
また、タグがないからといって美味しくない訳ではなく、お得に松葉ガニを購入したい方はタグなしの「訳あり」の松葉ガニもおすすめです。
マルツでは、最高級の「マルツPREMIUM」から「訳あり」までさまざまな価格帯の松葉ガニを取り揃えています。ご予算や用途によって自分にあった松葉ガニを探してみてください!