美味しいカニの種類は?カニ専門店が種類別に値段や味の違いについて解説!

美味しいカニの種類は?カニ専門店が種類別に値段や味の違いについて解説!

2023.9.12 コラム
美味しいカニの種類は?カニ専門店が種類別に値段や味の違いについて解説!

 

カニにはたくさんの種類があって、どのカニを購入したら良いか悩む人も多いでしょう。実際に、「ふっくらした脚の身を楽しみたい」「濃厚なカニ味噌が好き」「お得にカニを購入したい」など目的によって購入するべきカニの種類も異なります。


自分に合ったカニを購入するには、カニの種類別に正しい理解が必要です。本記事では、鳥取県境港に店舗を構えるカニ専門店のマルツがカニの種類別の特徴や値段、味の違いについて解説します。どのカニを購入するか悩んだときの参考にしてください!

 

カニにはどんな種類がある?

カニには世界で5,000以上の種類があることをご存知ですか?日本だけでも1,000種類以上のカニが生息しています。ただし、実際に市場に出回っていて我々が食べられる種類は限られているので、その特徴や有名なカニの種類について解説します。

「カニ類」と「ヤドカリ類」の違い

まず、カニは種類によっていくつかに分類できますが、大きな分類だと「カニ類」と「ヤドカリ類」の2つに分けられます。


「カニ類」には、ズワイガニやワタリガニなどが含まれ、「ヤドカリ類」にはタラバガニやハナサキガニなどが含まれます。


カニ類とヤドカリ類の一番大きな違いは脚の数です。カニ類は脚が10本あるのに対し、ヤドカリ類は脚が8本しかありません。その他にも、カニは普通横にしか移動できませんが、ヤドカリ類は前や後ろにも移動できるなど異なった生態を持ちます。


味にも違いがあり、カニ類は上品な甘味が特徴的で、ヤドカリ類は甘味が少ない分、身がふっくらしている特徴があります。一方で同じ分類のカニでも種類によって特徴は大きく異なるので後ほど詳しく紹介します。

日本四大カニとは?

日本四大カニという言葉を聞いたことはありますか?


・ズワイガニ
・タラバガニ
・毛ガニ
・ハナサキガニ

 

これらの4種類をあわせて「日本四大カニ」と言われています。


四大カニと言われる理由は諸説ありますが、大きさや流通量の多さではなく、カニの中でも高級でブランド力の高い4種類を四大カニと呼んでいると考えられます。


どれも日本を代表するカニなので、カニ選びに悩んでいる方は「日本四大カニ」の中から選んでみるのも1つの手でしょう。

 

種類別 | カニの特徴

ここからは、具体的なカニの種類についてご紹介します。今回紹介する「ズワイガニ」「紅ズワイガニ」「タラバガニ」「ハナサキガニ」「毛ガニ」「ワタリガニ」の6種を理解しておけば、日本で流通するほとんど全ての種類を網羅できていると考えてよいでしょう。

ズワイガニ

ズワイガニ

 

ズワイガニは黄褐色で脚の長いカニです。加熱後は赤く変色します。松葉ガニ、越前ガニ、間人ガニ、加能ガニなど地域によってブランド名が付けられていますが、これらはどれも同じズワイガニです。また、ブランドガニになるのはオスのズワイガニでメスはセコガニと呼ばれます。


値段は1キロあたり15,000~30,000円と高級な部類に入りますが、その分高級感のある上品や甘さやたっぷり身が詰まった脚を堪能できます。


刺身やカニ鍋、カニしゃぶなど様々な調理方法に向いており、カニ味噌も濃厚で絶品なので、カニの種類の中でも好みが別れにくいバランスがとれたカニです。


マルツの店舗がある鳥取県境港では、「松葉ガニ」と呼んでおり、ブランドの証であるタグを付けて販売されています。マルツの松葉ガニは独自の活〆ボイル製法によって鮮度が高いまま、ご提供できるのでぜひ一度味わってみて下さい!


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紅ズワイガニ

 紅ズワイガニ

 

紅ズワイガニはズワイガニと似た姿をしていますが、全身が赤い種類のカニです。カニの中でも特に流通量が多い種類なので、スーパーでも缶詰で売ってあったり、お寿司のネタに使われていたりするので食べたことのある方も多いでしょう。


値段は1キロあたり3,000~5,000円で他のカニと比べてお求めやすいです。身入りはズワイガニに劣りますが、甘味が強くジューシーな特徴があるのでコアな紅ズワイガニファンも多いです。


紅ズワイガニは水気が多いため、刺身や鍋よりもボイルでそのまま食べて、甘味を楽しむのをおすすめしています。鳥取県境港は紅ズワイガニの水揚げ量が日本一で、流通する紅ズワイガニの質も高いです。マルツの紅ズワイガニはこの道30年以上のプロの目利きによって上質な紅ズワイガニだけを厳選しています。鳥取の紅ズワイガニをぜひ一度ご賞味下さい!


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タラバガニ

タラバガニ

 

タラバガニは前述の通り、ヤドカリ類なので脚は8本しかありません。日本で流通するタラバガニはロシアなどの海外産が多く、日本では北海道とその近海でしかとれません。


値段は1キロあたり5,000~8,000円でズワイガニと紅ズワイガニの中間くらいです。身は淡白な味わいですが、ボリューミーなため食べごたえが欲しい人におすすめです。また、タラバガニのカニ味噌は食べられないのでカニ味噌が好きな方には向いていません。


海外産は基本的に冷凍で、解凍するときに味が落ちてしまいます。流通量はあまり多くありませんが、タラバガニを食べたい方は国産のものをおすすめします。

ハナサキガニ

ハナサキガニ

 

ハナサキガニもタラバガニ同様にヤドカリ類のカニで、同様に日本ではほとんど北海道でしかとれません。また、カニは多くの種類が冬に旬を迎えますが、ハナサキガニの旬は7月~8月の夏に旬を迎えます。


値段は1キロあたり5,000~8,000円でタラバガニと大体同じくらいと考えて良いでしょう。タラバガニと似た特徴を持ちますが、より甘味が感じられ、独特の風味があります。殻からは良いダシがでるのでカニ汁にするのもおすすめです。


ただし、流通量が少なく、そのほとんどが産地で消費されると言われています。旬の時期には「活」も出るので夏に北海道に行く機会があればぜひ食べてみて下さい!

毛ガニ

毛ガニ

 

毛ガニはクリガニとも呼ばれ、名前の通り甲羅に毛が生えているのが特徴です。産地は北海道や岩手などに限られますが、年中流通しているので、タラバガニやハナサキガニよりは手に入りやすいでしょう。


値段は1キロあたり4,000~6,000円で「日本四大カニ」の中では最も安価です。毛ガニは脚が短いため、身はあまり食べられません。ただし、毛ガニは甘くて濃厚なカニ味噌が楽しめるので、カニ味噌ファンは要チェックです!

ワタリガニ

ワタリガニ

 

ワタリガニは、日本では昔から食べられているカニで、ガザミとも呼ばれます。ワタリガニは甲羅や脚が青みがかっていて、白い水玉模様があります。日本全国どこでも漁獲できるので、紅ズワイガニやズワイガニの次に流通量が多いです。


値段は1キロあたり3,000~5,000円で、紅ズワイガニと同じくらいです。甲幅は15cmほどまで成長しますが、ワタリガニの脚が短くほとんど食べられないので胴体の身とカニ味噌を楽しむことになります。


身の甘味は紅ズワイガニやズワイガニに劣りますが、カニの旨味が強いので味噌汁やカニ飯にして食べるのがおすすめです。

 

自分好みのカニを探そう!

それぞれのカニに違った魅力があるので、自分に合ったカニを探してみましょう。どうしても悩んでしまう方は、ズワイガニや紅ズワイガニをおすすめしています。


特に、予算に余裕がある場合は、脚の身入り、甘味やカニの旨味、濃厚なカニ味噌とバランスがとれたズワイガニを、手軽にカニを楽しみたい方はズワイガニの特徴に近い紅ズワイガニを選ぶとカニを余すところなく味わえます。ズワイガニと紅ズワイガニで悩んでしまう方はこちらの記事もおすすめです。


松葉ガニvs紅ズワイガニ | 味や値段、シーズンなど違いを徹底比較!


マルツのカニ通販であれば、鳥取県で50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたカニを安心して購入できます。また、仕入れから加工販売まで自社一貫なので、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されるほど新鮮です。


マルツでは、ズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニをサイズごとに取り揃えており、お得な訳あり品もあります。鮮度と品質にこだわるマルツのカニをぜひ一度ご賞味ください!


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