紅ズワイガニとは?特徴や値段、旬について解説!

紅ズワイガニとは?特徴や値段、旬について解説!

2023.7.18 コラム
紅ズワイガニ

 

紅ズワイガニは、高級食材とされているカニの中でもお手軽に購入できる種類のカニです。回転寿司のネタやカニクリームコロッケなど加工品としても流通しており、皆さんも食べる機会が多いのではないでしょうか。


本記事では、そんな紅ズワイガニの特徴や値段、旬について解説します。ズワイガニとの違いも合わせて解説するので、カニの種類による違いを知りたい方は是非参考にして下さい。

 

紅ズワイガニとは?

カニの種類には、「ズワイガニ」「タラバガニ」「毛ガニ」などがありますが、紅ズワイガニはどのようなカニなのでしょうか?


まずは、紅ズワイガニの基本情報から確認していきましょう。

紅ズワイガニとズワイガニは一緒?

実は、紅ズワイガニとズワイガニは別の種類の生き物です。生物学上は紅ズワイガニもズワイガニもズワイガニ属なので見た目は似ていますが、味や値段、食べられる時期などは大きく異なります。


また、ズワイガニの生息する水域は300~500mに対して、紅ズワイガニは800~2000mの深海のため、異なる漁法でそれぞれ水揚げされています。


紅ズワイガニとズワイガニの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照下さい。

松葉ガニvs紅ズワイガニ | 味や値段、シーズンなど違いを徹底比較!

紅ズワイガニの産地

紅ズワイガニは島根県~北海道までの日本海沖で漁獲されます。その中でも主な紅ズワイガニの産地は以下の3県です。


1位

2位

3位

鳥取県

2,738トン

北海道

2,188トン

新潟県

2,088トン


引用:農林水産省ホームページ「海面漁業生産統計調査」


特に、1位の鳥取県では、紅ズワイガニの水揚げだけでなく加工技術も国内トップクラスで新鮮な紅ズワイガニを水揚げ後すぐに加工/販売できる環境が整えられています。


ちなみに、ズワイガニは産地によって「松葉ガニ」「越前ガニ」「加能ガニ」など呼び方が異なりますが、紅ズワイガニは基本的に産地による呼び方の違いはありません。


一部例外として兵庫県の香住港で水揚げされる紅ズワイガニは「香住ガニ」と呼ばれます。


紅ズワイガニの特徴

紅ズワイガニとズワイガニは似ていますが、実は簡単に見分けられます。紅ズワイガニの見た目の特徴と味の特徴について紹介します。

紅ズワイガニはどんな見た目?

紅ズワイガニ表裏

まず、カニの中にはタラバガニなど脚が8本のカニと10本のカニがいます。紅ズワイガニはズワイガニ属のカニなので、脚は10本です。また、脚が細く長いのが特徴です。


紅ズワイガニとズワイガニの一番わかりやすい違いは「色」です。加熱前は、ズワイガニは色が黄褐色なのに対して、紅ズワイガニは全身が赤いので簡単に見分けることができます。


加熱するとズワイガニも赤く変色するので見分けが難しくなりますが、紅ズワイガニは全身が赤いのに対し、ズワイガニのお腹の部分は加熱後も黄褐色のままです。


紅ズワイガニを簡単に見分けたいときはお腹の色を確認するようにしましょう。

紅ズワイガニはどんな味?

紅ズワイガニの味の特徴は甘みが強くジューシーであることです。カニ本来の味をしっかりと感じられます。


様々な商品に加工されるように、いろいろなレシピに応用できるのが紅ズワイガニの魅力です。ただし、紅ズワイガニは水分が多いため、鮮度落ちが早く調理の際は注意が必要です。


甲羅のみそが流れてしまっている場合もありますが、その場合は味噌汁や鍋の出汁として使用しましょう。寒い時期になり、活や生の状態で流通している物は焼きガニやカニ鍋にするのがおすすめです!


また、紅ズワイガニは身だけでなく、カニみそも濃厚で絶品です。マルツではカニみそ本来の味を楽しんで頂くために、無添加にこだわったかにみそを提供しています。


お酒のおつまみとしても、パスタやグラタンなどの料理にも使えます。


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紅ズワイガニの季節と旬

紅ズワイガニには、禁漁期間が定められています。紅ズワイガニの獲れる時期や最も美味しい旬の時期について紹介します。

紅ズワイガニの獲れる時期

紅ズワイガニの禁漁期間は地域によって異なりますが、それぞれの地域で2~3ヶ月ほどの禁漁期間が設けられています。紅ズワイガニの水揚げ量日本一の鳥取県では、7月と8月が禁漁期間になっているため、9月~翌年6月までが紅ズワイガニのシーズンになります。


他の種類のカニよりも禁漁期間が短いので比較的漁獲量も安定しており、加工品も含めると年中を通して楽しめるのが紅ズワイガニの特徴です。

紅ズワイガニの旬

紅ズワイガニはシーズンの中でも、特に11月~2月の間が最も美味しい旬と言われています。この時期になると活や生の状態で流通する場合もあり、焼きガニや鍋で頂くのもおすすめです。


紅ズワイガニが生息する深海では、四季がないため味の違いはありませんが、紅ズワイガニは鮮度が落ちやすいため寒い冬の時期の方が鮮度が保たれ、美味しく食べられます。


鮮度が落ち、時間が経過すると黒変といって殻の色が黒く変色するため、活や生の状態での流通はほとんどしていません。そのため境港では水揚げされた紅ズワイガニの8~9割は加工品に使用されています。姿の紅ズワイガニを選ぶ際はボイル技術が高く、鮮度保持をしっかり行っているお店を選ぶ事がポイントです!

 

紅ズワイガニの購入ガイド

実際に紅ズワイガニを購入するといくらくらいの値段なのでしょうか?ズワイガニと比べた紅ズワイガニの値段や購入方法について解説します。

紅ズワイガニの相場

紅ズワイガニの相場は1匹1,000円~6,000円です。ズワイガニ(松葉ガニ)の相場は1匹12,000円~28,000円なのでかなりお得にカニを楽しめます。


紅ズワイガニは、美味しくないから安い訳ではなく、漁獲量に影響しています。農林水産省が公表している2018年のズワイガニの全国漁獲量は4,165トンなのに対して、紅ズワイガニの漁獲量は14,093トンとズワイガニの約4倍になっています。安定して漁獲されるため値段もズワイガニと比べると安定しています。


どのカニを購入したら良いかわからない方は、お手軽に購入できる紅ズワイガニから試してみるのがおすすめです。

おすすめの購入場所

紅ズワイガニは直売所や通販にて購入できます。ただし、紅ズワイガニは鮮度維持が難しいため「活」の状態ではほとんど流通していません。一般的にはボイルや冷凍で流通しています。


冷凍の紅ズワイガニは「ドリップ」といって解凍時に旨味が逃げてしまうので、ボイルの紅ズワイガニがおすすめです。


活の紅ズワイガニを食べてみたい方は、漁港の直売所で購入するのがおすすめです。マルツではボイルや冷凍はもちろん、11月~2月の限定で境港の直売所で活の紅ズワイガニを販売しています。活の紅ズワイガニは非常に希少なので、是非一度ご賞味下さい。


紅ズワイガニ通販ならマルツ

紅ズワイガニを手軽に購入したいなら、「マルツ」の通販がおすすめです。マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は紅ズワイガニの水揚げが日本一の漁港です。


マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れた紅ズワイガニを安心して購入できます。


マルツの紅ズワイガニには以下のような特徴があります。

カニ専門店の目利き

目利き

 

境港は紅ズワイガニの水揚げ量日本一ですが、そのほとんどが加工品などに使われ、姿で流通するのは2%程度です。マルツではそのわずか2%の品質にこだわる「カニ専門店」としての信頼と実績があります。


この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。


11月~12月のハイシーズンには1日に数百枚の紅ズワイガニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。


徹底した鮮度維持

紅ズワイガニ発送

 

マルツでは鮮度維持を徹底しており、競りから一時間以内に紅ズワイガニを自社専用ボイル釜で茹で上げます。港の近くに工場を構えるマルツだからできる鮮度維持の技術です。


また、仕入れから加工、販売までを自社一貫で行っており、当日発送も受け付けています。鮮度維持が難しい紅ズワイガニも目利きと鮮度維持にこだわるマルツであれば安心して新鮮なカニを楽しめます。


職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げるので、調理不要でそのまま食べられるのも嬉しいポイントです!

 

まとめ

紅ズワイガニはシーズンが長く、価格もお手頃なので、どのカニを購入するか悩んでいる方にはおすすめできるカニです。


ただし、鮮度維持が難しく、流通の過程で味が落ちてしまうことも多いので購入する際には信用できる販売店から購入するようにしましょう。


マルツでは紅ズワイガニが1匹から購入でき、よりお得なセット販売や脚が取れている訳あり品も取り揃えています。


鮮度と品質にこだわるマルツの紅ズワイガニ、ぜひ一度ご賞味ください!

 

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