カニ・エビ・イカは何類?甲殻類の特徴や分類の違いを丁寧に解説!

カニ・エビ・イカは何類?甲殻類の特徴や分類の違いを丁寧に解説!

2024.9.10 コラム
カニ

魚介類の中でも、全国的によく食べられているカニ・エビ・イカですが、分類学上の違いをご存知でしょうか。カニとエビは甲殻類に分類されますが、イカは軟体動物に分類されます。一方で、カニ・エビ・イカはひと括りにされることが多いので疑問に感じる人もいるのではないでしょうか。


そこで今回は、カニ専門店マルツが、カニ・エビ・イカのそれぞれの特徴や違いについて紹介します。普段気にせずに食べている人もそれぞれの似ている部分や違いを知ることで新しい発見があるかもしれませんよ。

 

甲殻類とは?

甲殻類と軟体生物の違い

 

まず、カニとエビが分類されている甲殻類について説明します。甲殻類は名前の通り、硬い殻に覆われているのが最大の特徴です。また、甲殻類は節足動物に分類されるので、体がたくさんの節でできており、脚の数も多いです。

甲殻類の一覧

甲殻類は、カニの仲間、エビの仲間、その他の甲殻類の3つに分類されます。エビの仲間にはスジエビやテナガエビだけでなく、ザリガニやシャコエビなども含まれます。また、その他の甲殻類には、ウミグモやフジツボ、シャコなどがあります。


カニだけでも世界に約5,000種存在すると言われており、甲殻類すべてを含めると5万種を超える生物が甲殻類に分類されています。


カニの種類について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。


美味しいカニの種類は?カニ専門店が種類別に値段や味の違いについて解説!

 

甲殻類の栄養素

甲殻類に含まれる栄養素は生物によって異なりますが、共通する栄養素も多く存在します。例えば、カニやエビは「タンパク質」「タウリン」「アスタキサンチン」「キチン酸」などが豊富に含まれます。特に、アスタキサンチンは強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果で注目されている栄養素です。このように豊富な栄養素が含まれるのも甲殻類の特徴です。


カニの栄養素について詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。


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甲殻類と軟体生物の違い

カニやエビの甲殻類とイカやタコなどの軟体生物の一番の違いは、骨格の有無です。甲殻類には骨格があるのに対して、軟体生物には骨格が存在しません。軟体生物は、その分軟骨や筋肉が発達するため、食べたときの食感が甲殻類よりもしっかりしているのが特徴です。


一方で、節足生物(甲殻類)と軟体生物はどちらも無脊椎動物に分類され、甲殻類も軟体生物もエラで呼吸します。また、含まれる栄養素もタウリンが豊富に含まれる点やタンパク質(トロポミオシン)が含まれる点も似ています。


トロポミオシンは甲殻類アレルギーを持っている人のアレルゲンとしても知られています。甲殻類と軟体生物では、トロポミオシンの構造が異なるため甲殻類アレルギーの方が軟体生物でもアレルギーがでるとは限りませんが、注意して食べる必要があるでしょう。


参考:食物アレルギー研究会

 

カニとエビの違い

実は、カニはエビが進化した生物と言われています。カニとエビは見た目から大きく異なりますが、カニのお腹にあるふんどしと呼ばれる部位は元々尻尾で、身体を守るように進化していきました。


生態の違いで言うと、カニは基本的に泳げないのに対し、エビは尻尾を使って泳ぐのが一番大きな違いです。


食べるときの食感はカニはふっくらした身が楽しめるのに対して、エビはプリプリ感が楽しめます。種類にもよりますが、一般的にカニの方が甘味と旨味が強く、エビの方が塩味が強いと言われています。


カニ・エビ・イカの選び方

カニもエビもイカも好きでどれを食べるか悩む人は、旬で選ぶのがおすすめです。どれも種類によっては1年中食べられますが、それぞれに旬が存在します。


例えば、イカは夏場の6月~9月に旬を迎えるため、歯ごたえがあって甘味や旨味が強く感じられるイカが多く流通します。一方で、カニやエビは冬場の11月~2月頃に旬を迎えます。特に、カニは資源保護のための禁漁規制が厳しく、食べられる時期が限られているので、食べたい人は時期を逃さないようにしましょう。


カニは、カニ鍋やカニしゃぶなど複数人で食べる料理に向いているため、家族や友人と一緒に食べるのにもおすすめです。見た目の高級感もあるので、お歳暮などの贈答品としても人気がありますよ。


ぜひ、旬の時期の美味しい海鮮を楽しんでください。


カニ通販なら蟹専門店マルツ

マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。


マルツは、50年以上の伝統と年間10万枚の販売実績を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。


マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。

プロの目利きによって厳選

カニ 目利き

 

これまで3,000万枚以上のカニを見てきたこの道30年の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。


11月〜12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。

独自の活〆ボイル製法

活〆ボイル

 

マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。


また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。

産地直送で全国にお届け

産地直送 カニ

 

マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鳥取県境港で競りにかけられたカニは、1時間以内にボイルされ全国に発送されます。


当日発送も行っているので、高い鮮度を保ったままご自宅で本場の美味しいカニを食べられます。鮮度の高いカニを刺身で食べたり自分で調理したい人は「活」のカニ、調理不要で届いたらすぐにカニを楽しみたい人は「ボイル」のカニがおすすめですよ。


鮮度にこだわった美味しいカニをお求めの方はぜひ、マルツのオンラインショップをご利用ください。


まとめ

今回はカニ・エビ・イカのそれぞれの特徴や違いについて紹介しました。甲殻類と軟体生物の違いがあったり、同じ甲殻類でもカニとエビで違いがあります。一方で、生態や含まれる栄養素など似ている部分も多いので、エビは好きだけどカニやイカはあまり食べて来なかった人も旬のものを食べてみるとその美味しさにハマるかもしれませんよ。


カニ専門店マルツでは、鳥取県境港で水揚げされた「松葉ガニ」と「紅ズワイガニ」を販売しています。産地直送でとれたてを全国にお届けしているので、気になる方はオンラインショップをチェックしてみてくださいね。


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